台湾のクラファンで総額10億円を集めたRoborock社の商品がこれ!
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2022年06月16日
台湾クラウドファンディングのプラットフォーム「zeczec」で総額10億円以上集めた、北京Roborock社の掃除機ロボットのプロジェクト事例。段階的かつ革新的な機能追加とスピード感で台湾で話題を呼んだその手法についてご参考くださいませ。
1、合計4回の支援で約18億の資金調達を達成した中国のロボット掃除機
北京にあるRoborock社は、家庭用intelligent掃除ロボットの開発・製造を専門とする会社で、「掃除ロボット」と「ワイヤレス掃除機」が主力製品です。日々の研究開発を通じて、生活の問題を解決する製品を生み出そうとしています。
Roborockは2018年に台湾市場に参入し、初回応募はたった1日で目標値1000%を達成しました。
2018年11月28日からzeczecでプロジェクト掲載開始、最終的に集まった資金総額は NT$ 36,512,218(日本円で約1.6億円)
プロジェクトと商品の説明
2回目のプロジェクト商品は、前年度売れ筋だった掃除ロボットの仕様を引き継ぎ、3つの新機能を追加したものでしたが、その価格の安さに反響を呼んだ。NT$ 13,188(日本円で約6万円※当時のレートだと約4.8万円)2020年4月16日からzeczecでプロジェクト掲載開始、最終的に集まった資金総額は NT$ 24,384,893(日本円で約1.08億円)
3回目のプロジェクト商品は大革新を遂げた4つの機能をもつ高性能モデルを低価格で新提案。掃除したゴミを自動収集してくれる「クリーンベース」が登場。掃除が完了してルンバが充電台に戻ると、本体のダストボックスに溜まったゴミを、クリーンベース内の紙パックに自動で排出してくれるというもの。つまり、ゴミ捨てもほぼ自動化。
2021年6月22日からzeczecでプロジェクト掲載開始、最終的に集まった資金総額は NT$ 211,526,716(日本円で約9.5億円)
最終4回目のプロジェクト商品は、自動ゴミ収集だけでなく、新型のドックには、水拭きモップ搭載し毎回自動的に洗ってくれる機能が加わりました。また初めてタレントをイメージキャラクターに起用し大々的にPRを行った結果、2022年4月12日からzeczecでプロジェクト掲載開始、最終的に集まった資金総額は NT$ 147,152,423(日本円で約6.6億円)
全ての商品一覧
日本公式サイト:https://www.roborock.jp/
台湾で反響が出た理由の考察
・段階的に確実にロボット掃除機に新機能、機能改善を行い明らかなグレードアップが話題を呼んだ。
・ロボット掃除機を導入することにより、家事の労力から解放されるというストーリー作りが響いた。
・影響力があるタレントやインフルエンサーを起用し、ニュースメディアを通じて商品露出を最大化。
→起用した有名人やインフルエンサー例
→掲載されたメディア例
・ロボット掃除機市場でシェアNO1を獲得し、2019年から3年連続1位に。
・次々と機能革新しながらも中国特有のスピード感あるプロジェクトの進行で消費者を飽きさせなかった。
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